人の一生にわたる発達にはいくつかの発達段階に分類される。ここでは、社会性の発達的変化について述べる。
<乳児期>
乳児期は誕生により初めて外界と接触する時期であり、母親の愛情ある適切な接し方により、自分自身と自分をとりまく社会が信頼できるものであることを知る。この時期に<信頼感>を獲得する事が出来なければ、その後の周囲からの働きかけも効果を失ってくる。
<幼児前期>
3歳頃までのこの時期、子どもは自分自身で物事をする事を主張し始める。<自律心>の発達が妨げられる場合には、自己の価値に対する疑惑や挫折感・羞恥心が生じてくるようになる。
<幼児後期>
5歳頃までの時期、五感や情緒の発達はあるが...