哲学B 夏休み課題レポート 『哲学する猫』を読んで
<題材にした節>
第二章 ネコの不幸、人間の不幸
5 人間は肉体で悩む。ネコは肉体をいとおしむ
<考えたこと、同意点など> 2、000文字程度
『肉体こそ全ての悪の根源』であるという、主に中世のヨーロッパの人々の考えには私も同感です。
先生のおっしゃるようにまずは場所という問題もあるでしょう。人間の歴史を辿れば、始めは日当たりのよい場所、水害の起こりづらい場所、日本では稲作がはじまってからはしばしば肥沃な土地を巡って人が殺しあっていた筈です。今の日本では上下水道が整い、農家の人口も減りつつあるので自分の庭でそれだけ作物が実るかは重要視はされなくなってきているとは思いますが、それでも資本主義という名の下に日本のわずかな土地を奪い合っているのです。(私は資本主義を支持してはいるのですが。)銀座の駅前に出展する為には熾烈な競争があるでしょうし、白金、成城など土地に対するイメージが出来てしまっているのも事実です。地元には代々山を何個も持っている農家の大地主などもたくさんいる筈です。近世ではバブル時代のように土地の値段が一人歩きしてしまったりと...