フロンについて

閲覧数1,354
ダウンロード数4
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    1928年、アメリカ、ゼネラルモータース社の技師、ミッジリーが電気冷蔵庫の冷媒として当時用いられていたアンモニアに代わって、もっと安全なガスを開発したことに始まる。1930年に開かれたアメリカ化学会で彼が発明した物質がいかに無害・無毒であるかを示すために、自ら胸一杯にこのガスを吸い込み、ローソクの炎の上に吐き出して消して見せたのは有名な逸話である。冷却媒体としてすばらしい性能をもつこのガスはただちに工業化されることになり、デュポン社の協力を得て「フレオン」の名で商品化されることになった(「フロン」は和製英語)。 1950年代からは急速に需要の伸びてきたウレタンフォームの発泡剤に理想的なガスであること、また、精密機械工業やエレクトロニクス産業における精密洗浄剤として、この上なく便利な物質であることもわかりその使用用途の範囲を広げてきた。
    4つの元素でできた3つのグループ
     フロンは大きく3つのグループに分かれる。
    ・CFCs(クロロ・フルオロ・カーボンズ)
     ・HCFCs(ハイドロ・クロロ・フルオロ・カーボンズ)
     ・HFCs(ハイドロ・フルオロ・カーボンズ)
      (小文字の"s"は複数形を表している)

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    フロンについて
    1928年、アメリカ、ゼネラルモータース社の技師、ミッジリーが電気冷蔵庫の冷媒として当時用いられていたアンモニアに代わって、もっと安全なガスを開発したことに始まる。1930年に開かれたアメリカ化学会で彼が発明した物質がいかに無害・無毒であるかを示すために、自ら胸一杯にこのガスを吸い込み、ローソクの炎の上に吐き出して消して見せたのは有名な逸話である。冷却媒体としてすばらしい性能をもつこのガスはただちに工業化されることになり、デュポン社の協力を得て「フレオン」の名で商品化されることになった(「フロン」は和製英語)。 1950年代からは急速に需要の伸びてきたウレタンフォームの発泡剤に理想的なガスであること、また、精密機械工業やエレクトロニクス産業における精密洗浄剤として、この上なく便利な物質であることもわかりその使用用途の範囲を広げてきた。
    4つの元素でできた3つのグループ
     フロンは大きく3つのグループに分かれる。
    ・CFCs(クロロ・フルオロ・カーボンズ)
     ・HCFCs(ハイドロ・クロロ・フルオロ・カーボンズ)
     ・HFCs(ハイドロ・フルオロ・カーボンズ)
      (小文...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。