1・はじめに
かつては日本でも水俣病やカネミ油症、森永ヒ素ミルクなど多くの公害が発生した時期があった。今でもアスベスト問題が起きている。『国立水俣総合研究センターのHP』を見てみると、世界での水銀の汚染状況などもわかった。中国でもそれ以上の事態が発生しているようである。今回は水俣病に焦点をあてて、レポートを書いてみたいと思う。
2・水俣病が示しているもの
『海洋生物(魚貝その他)にカドニュウムや水銀などの重金属が蓄積され、日本人がそれらを好んで食べている事は周知の事実です。』
先日TVで北極圏に住むイヌイット(エスキモウ)たちの食べているクジラや白熊が上記の重金属に汚染されている事がわかり、北極圏に医療関係者がクジラや白熊を食べないように指導している、と言う事を放送していた。
このようにして海洋投棄したごみが自然に分解されて海藻や微小プランクトンになり、それを小魚が食べ、小魚を中型の魚が食べ、さらに大型の魚やクジラが食べ、最後に人間が大小かまわず魚貝や海藻を食べる。そしてまたごみとして海洋投棄をする。
これを繰り返していって、人類の体内に重金属が蓄積されていく。
このまま海洋投棄や大気汚染を放置しておけば、このあと全人類がどうなっていくかは「水俣病」や四日市ゼンソクが示しているのではないだろうか。
3・水俣病に関する、様々な文献を読んで
水俣病に関する様々な文献を読んで、私がまず驚いたのは、その大きな被害についてである。以前から水俣病の事は知っていたが、これほどまでにひどい物だということを改めて知った。
国や、加害者であるチッソのとった体制も驚くべきことだった。水俣病の場合、チッソによる戦後のアセトアルデヒドの生産開始から10年もたたないうちに有機水銀が原因とみられる奇病が発生していた。
水俣病レポート
1・はじめに
かつては日本でも水俣病やカネミ油症、森永ヒ素ミルクなど多くの公害が発生した時期があった。今でもアスベスト問題が起きている。『国立水俣総合研究センターのHP』を見てみると、世界での水銀の汚染状況などもわかった。中国でもそれ以上の事態が発生しているようである。今回は水俣病に焦点をあてて、レポートを書いてみたいと思う。
2・水俣病が示しているもの
『海洋生物(魚貝その他)にカドニュウムや水銀などの重金属が蓄積され、日本人がそれらを好んで食べている事は周知の事実です。』 先日TVで北極圏に住むイヌイット(エスキモウ)たちの食べているクジラや白熊が上記の重金属に汚染されている事がわかり、北極圏に医療関係者がクジラや白熊を食べないように指導している、と言う事を放送していた。 このようにして海洋投棄したごみが自然に分解されて海藻や微小プランクトンになり、それを小魚が食べ、小魚を中型の魚が食べ、さらに大型の魚やクジラが食べ、最後に人間が大小かまわず魚貝や海藻を食べる。そしてまたごみとして海洋投棄をする。 これを繰り返していって、人類の体内に...