学校における専門家の活用について

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    資料紹介

    私は今まで,学校保健活動とは,学校三師をはじめとする専門家の専門的な立場からの助言・指導を受けることによってより効果的な活動を行なえるのであり,専門家から学校教員へ,そして学校教員から児童生徒へというのがメインであり重要なのだと考えていた。学校三師の役割を見ると児童生徒と直接関わるのは健康診断の時くらいで,直接児童生徒に専門的知識を教授したりする場面は,年に数回の何らかの講演会などでしかない。それが良い悪いというわけではなく,児童生徒に教授するのは教員の役割である,何をするにも教員が必ず介さなければならないといった意識を強く持っていた。それはなぜかと言うと,私が小中学生の頃も何らかの講演でその内容の専門家の話しを聞くことがあったのだが,一方的で身近に感じることが出来ない話を1時間も聞かされた・・・くらいにしか思えなかったからである。何にも予備知識の無いまま講演を聴き,質問を求められても何を質問したらよいかも分からず,教室に帰り感想文を書く・・・といったものがお決まりのパターンであった。教師と専門家の間で密な連携が取れていなかったように思うし,専門家の話しは理論的過ぎてどこか理解しがたい点があった。教師は?マークすら浮かばない児童生徒に助け舟も出してくれないなら,始めから講演会ではなく教師が教材研究をして授業を行った方がいいのではないかと思った。しかしDARPによる薬物乱用防止教室のビデオをみて,私はひとつの方向性を見出せた気がした。教師同士の協力,連携。専門家にまる投げするのではなく,専門家の専門を生かした講演。生徒の参加。保健の学習との関連。特にすばらしいと感じた点としては,専門家と司会の先生との質問の対話があったことである。どの授業に関してもそうであるが,学習に対しての視点がもてないと受身で一方通行のものになってしまう。

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    学校健康教育学
                       学校における専門家の活用について
     私は今まで,学校保健活動とは,学校三師をはじめとする専門家の専門的な立場からの助言・指導を受けることによってより効果的な活動を行なえるのであり,専門家から学校教員へ,そして学校教員から児童生徒へというのがメインであり重要なのだと考えていた。学校三師の役割を見ると児童生徒と直接関わるのは健康診断の時くらいで,直接児童生徒に専門的知識を教授したりする場面は,年に数回の何らかの講演会などでしかない。それが良い悪いというわけではなく,児童生徒に教授するのは教員の役割である,何をするにも教員が必ず介さなければならないといった意識を強く持っていた。それはなぜかと言うと,私が小中学生の頃も何らかの講演でその内容の専門家の話しを聞くことがあったのだが,一方的で身近に感じることが出来ない話を1時間も聞かされた・・・くらいにしか思えなかったからである。何にも予備知識の無いまま講演を聴き,質問を求められても何を質問したらよいかも分からず,教室に帰り感想文を書く・・・といったものがお決まりのパターンであった。教師と専門家...

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