天文学レポート(一般教養)

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    資料紹介

    ?-3 アンドロメダ銀河と銀河系の衝突するとどうなるのか?

    銀河同士の衝突の衝撃でチリやガスが圧縮され、星雲内で生まれるのとは比べものにならないほど、大量の星が生まれる。からす座の触覚銀河(6300万光年)は現在大衝突をしている最中の銀河で、その中心部では数千個の星団が爆発的に誕生していることが判明している。大質量星の大量発生も予想され、その結果としてその先には超新星爆発の大量発生が考えられる。当然、地球も巻き込まれることを避けられないだろう。
    最終的にはアンドロメダ銀河と我々の銀河系は合体し、一つの銀河になる。

    ?-6 考察:宇宙における地球

    宇宙において地球は取るに足らない小さな存在であるのは、地球を全天の中心と考える天動説が棄却されて以来、日々実証されていっているように思う。宇宙にある法則を発見し体系化して、そしてそれを宇宙の理解に役立てる。そして今日では、どのように地球が、太陽が、銀河が、宇宙ができたかがわかっている。
    インフレーション理論上では色々な宇宙が可能だ。そのなかでたまたま「この宇宙」の場合、初期の物理条件が銀河系や太陽や地球を生み出すようになっていた。そして偶然にも地球には生物が発生する環境が整っており、その一種である人間が高度な知能を持ち宇宙のことを理解できるようになった。
    しかし『どのように』でなく『何故』宇宙太陽ができ、地球ができ、生物が進化し、人間が生まれたのかは、わからない。人間が生まれたからこそ『何故』を問えるのだが、それは元をたどればやはり、宇宙が誕生したからでありその先は「無」であるからである。
    知れば知るほど、地球の、人間の、小ささを思い知らされるのが宇宙である。しかし一方で宇宙の存在を確認できているのは、知る限りでは人間だけである。まさにその意味においては、人間のための宇宙だ。

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    天文学課題レポート
    Ⅰ-2
    a.重力レンズ現象とは?
      強い重力によって光が屈折する現象のこと。重力が光の軌道を湾曲させ、湾曲の程度は重力が強いほど大きくなる。太陽のふちを掠める恒星の光の場合、屈折度は1.75秒である。
    アインシュタインが発表した「一般相対性理論」の中の「光の軌道が重力により湾曲する」という内容がベースとなり、1919年にイギリスの物理天文学者アーサー・エディントンらの観測により実証された。その実証方法は皆既日食の機会を利用して太陽の方向にある恒星の位置を観測し、 時期を置いて太陽がその恒星の反対側に来た時に再度観測を行い、位置を測定し比較するというものだった。
    例として地球と観測対象の恒星の間にレンズの役割をする銀河があると想定すると、観測対象の恒星から出た光は、レンズにあたる銀河の周辺に差し掛かった時、対照に湾曲される。このように重力レンズを通して観測すると、地球上からは輪の形に見えることから、これをアインシュタインリングと呼んでいる。ただしアインシュタインリングが観測されるのは地球とレンズにあたる天体、観測対照の天体が一直線上に並んでるときだけであり、そ...

    コメント1件

    nayu0909 購入
    参考になった
    2007/06/17 9:29 (17年6ヶ月前)

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