日本語における一人称の多様性

閲覧数6,148
ダウンロード数16
履歴確認

    • ページ数 : 4ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    理由・分かりそうなこと
    日本語は一人称を示す言葉が大変多いという特徴を持つ。一人称の言葉を使い分けることによって、話し手と相手の立場を示している。一人称の使い方を間違えれば、相手を侮辱しかねない。一人称によって、話しての態度や性格、ニュアンスなど色々と見えてきて一人称が日本語の表現を豊かにする。この課題で普段使い慣れている日本語を再発見できると思いこのテーマを選んだ。今回調べて分かりそうなことは、一人称の奥深さである。

    どんな一人称が日本語にはあるか
    私:「わたくし」と発音すれば形式ばった感じがする。厳かな儀式や祭典では「わたし」よりも「わたくし」のほうが適している。「あたし」は俗っぽくなり「あっし」はさらに俗っぽくなる。
    俺:公や目上の人に向かっては決して使わない一人称。主に男性が使うが、この一人称を使う女性も居る。「おら」という表現は方言やアニメで耳にする。「おいら」は古いスタイルで、コメディーなどで使われることがある。
    僕:目上の人に対して使うが親しげな印象を与えるため、よく知っている人に対して使う。そして男の子の代表的な一人称である。
    わし:威張った感じがする。昔は主として女性が用いた。現代では年配男性が目下に対して使う。
    自分:アイデンティティを強調するようなニュアンス。女性が使うのを聞いたことが無い。
    小生:話し言葉で聞くことはほとんどなく文字表現で用いられる。男性が使う。
    我輩:男性が用いるが今ではまれ。自分の存在を強調するニュアンス。
    うち:主として女性が使う。親しい感じ。
    わい:関西地方で使われ下品に聞こえる。女性が使うことはまれ。
    おら:方言や年寄りの言葉でよく耳にする。男性も女性も使う。
    拙者:昔、武士が自分のことをへりくだって使っていた一人称。
    おいら:「おら」のバリエーション。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    日本語における一人称の多様性
    理由・分かりそうなこと
    日本語は一人称を示す言葉が大変多いという特徴を持つ。一人称の言葉を使い分けることによって、話し手と相手の立場を示している。一人称の使い方を間違えれば、相手を侮辱しかねない。一人称によって、話しての態度や性格、ニュアンスなど色々と見えてきて一人称が日本語の表現を豊かにする。
    この課題で普段使い慣れている日本語を再発見できると思いこのテーマを選んだ。今回調べて分かりそうなことは、一人称の奥深さである。
    どんな一人称が日本語にはあるか
    私:「わたくし」と発音すれば形式ばった感じがする。厳かな儀式や祭典では「わたし」よりも「わたくし」のほうが適している。「あたし」は俗っぽくなり「あっし」はさらに俗っぽくなる。
    俺:公や目上の人に向かっては決して使わない一人称。主に男性が使うが、この一人称を使う女性も居る。「おら」という表現は方言やアニメで耳にする。「おいら」は古いスタイルで、コメディーなどで使われることがある。
    僕:目上の人に対して使うが親しげな印象を与えるため、よく知っている人に対して使う。そして男の子の代表的な一人称である。
    わし:威張...

    コメント1件

    wangmunan 購入
    もっと詳しくていいのに。。。
    2006/01/08 16:15 (18年10ヶ月前)

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。