脂肪酸の分析

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    資料紹介

    ● 目的
     油脂のけん化を利用し脂肪酸を抽出し、GLCを用いてオリーブオイルと秋刀魚の加工品に含まれる脂肪酸を分析する。
    ● 実験手順
     太試験管に秋刀魚の加工品0.5gを秤量し、メタノール5mlと共にホモジナイズして、25ml試験管に移す。
     クロロホルム5mlを加えホモジナイズし、25ml試験管に合わせる。(この工程は合計2回繰り返し行う)
     ガラスフィルターで共栓付25ml試験管に減圧ろ過する。
     蒸留水を2-3ml加えゆっくりと倒立撹拌する。
     クロロホルム中のメタノールが水に移り試験管の底にたまるので(2層にわかれた下層部)パスツールピペットを用い取り除く。(この工程は合計2回繰り返し行う)
     2Sろ紙を用いて25ml太試験管にろ過し、ろ液をエバポレーターで減圧濃縮する。
     ヘキサン1mlを加えた後少量の(薬さじの小さい方)無水硫酸ナトリウムを添加する。
     秤量したアンプル菅にマイクロピペットで20μl入れ窒素パージし(パージ後重量1.1mg)、5%塩化水素-無水メタノールを1ml加えする。
     ここで別の秤量済のアンプル菅にオリーブオイルを入れ(重量2.2mg) 5%塩化水素-無水メタノールを1ml加える。
     パスツールピペットを用い10ml試験管に移し、駒込ピペットでヘキサン10mlを入れる。
     振とう機で5分撹拌した後、2層に分かれた下層部(グリセリン)をパスツールピペットで除く。
     蒸留水2mlを加え振とう機に5分かけた後、下層部(グリセリンやメタノール)を除く。(パスツールピペットを蒸留水で洗いながら2回行う)
     pHが中性であることを確認し、無水硫酸ナトリウム約0.3gを添加し軽く撹拌する。
     GLC用バイアルにとり栓をした後、標準脂肪酸混合物と共にGLCにかける。
    ● GLC結果
    標準
    アマウント/面積 アマウント(μg/ml) 化合物名 脂肪酸名
    2.76244(e-4 10.00000 14∶0 ミリスチン酸
    2.45612(e-4 20.00000 16∶0 パルミチン酸
    2.45107(e-4 10.00000 16∶1 パルミトレイン酸

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    実施日
    脂肪酸組成の分析
    目的
    油脂のけん化を利用し脂肪酸を抽出し、GLCを用いてオリーブオイルと秋刀魚の加工品に含まれる脂肪酸を分析する。
    実験手順
    太試験管に秋刀魚の加工品0.5gを秤量し、メタノール5mlと共にホモジナイズして、25ml試験管に移す。
    クロロホルム5mlを加えホモジナイズし、25ml試験管に合わせる。(この工程は合計2回繰り返し行う)
    ガラスフィルターで共栓付25ml試験管に減圧ろ過する。
    蒸留水を2-3ml加えゆっくりと倒立撹拌する。
    クロロホルム中のメタノールが水に移り試験管の底にたまるので(2層にわかれた下層部)パスツールピペットを用い取り除く。(この工程は合計2回繰り返し行う)
    2Sろ紙を用いて25ml太試験管にろ過し、ろ液をエバポレーターで減圧濃縮する。
    ヘキサン1mlを加えた後少量の(薬さじの小さい方)無水硫酸ナトリウムを添加する。
    秤量したアンプル菅にマイクロピペットで20μl入れ窒素パージし(パージ後重量1.1mg)、5%塩化水素-無水メタノールを1ml加えする。
    ここで別の秤量済のアンプル菅にオリーブオイルを入れ(重量2.2mg) 5%塩化水素-...

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