【早稲田大学】地域スポーツにおける活動拠点の限界〜バレーボールの事例から〜

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    資料紹介

    バレーボールという競技は、ネットとコートとボールがあれば、その実施は場所を選ばない。学校教育において校庭でバレーボールをしたという人も少なくないだろう。オリンピックでさえも屋外でバレーボール競技が行われた時代も存在した。しかしながら、現在のバレーボールの大会が屋内つまり体育館で行われることは、周知の事実である。ママさんバレーボールにおいても例外ではなく、どのチーム・クラブもバレーボールの活動拠点となる体育館の確保は、活動の継続にとって重要な要素である。岡山市内のママさんバレーボールクラブへの調査を通し考察を行っている徳永はスポーツクラブ発展のための条件 として以下の7つを挙げ、ママさんバレーボール活動と照らし合わせ考察している。そのうちの1つ目には、?活動拠点の確保 が挙げられ「全てのチームが活動拠点を持っている。むしろ活動拠点があるのでそこにチームができる」 と述べている。また徳永は、岡山市内のママさんバレーボールの現状を「チーム数」という観点から調査を行っている。その調査結果 から筆者が作成したグラフを以下に提示し、同年代の豊島区のママさんバレーボールのチーム数との比較を行う。
    図1 岡山市のチーム数 図2 豊島区のチーム数
     上に挙げたように、チーム数の数自体は大きな差があるがその変化の割合に至っては、双方とも増加しているように見える。徳永は図7の結果を受けて昭和62年以降のチーム数がどの程度増加するのかについて以下のように語っている。
     現在1施設あたりのママさんバレーボール数1.63チームである。物理的に1施設3〜4チームは可能であるとすれば、現行施設の範囲でも現在の倍以上のチームを収容することが可能ではなかろうか。現在岡山市内のママさんバレーボールは量的拡大をたどっており、今後もチーム数は増大するであろうし、それらのチームを収容する能力もある。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    地域スポーツにおける活動拠点の限界~バレーボールを事例として~
    バレーボールという競技は、ネットとコートとボールがあれば、その実施は場所を選ばない。学校教育において校庭でバレーボールをしたという人も少なくないだろう。オリンピックでさえも屋外でバレーボール競技が行われた時代も存在した。しかしながら、現在のバレーボールの大会が屋内つまり体育館で行われることは、周知の事実である。ママさんバレーボールにおいても例外ではなく、どのチーム・クラブもバレーボールの活動拠点となる体育館の確保は、活動の継続にとって重要な要素である。岡山市内のママさんバレーボールクラブへの調査を通し考察を行っている徳永はスポーツクラブ発展のための条件 として以下の7つを挙げ、ママさんバレーボール活動と照らし合わせ考察している。そのうちの1つ目には、Ⅰ活動拠点の確保 が挙げられ「全てのチームが活動拠点を持っている。むしろ活動拠点があるのでそこにチームができる」 と述べている。また徳永は、岡山市内のママさんバレーボールの現状を「チーム数」という観点から調査を行っている。その調査結果 から筆者が作成したグラフを以下に提示し、同...

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