障害者福祉において自立を語る必要性
2006年4月1日の障害者自立支援法施行後、障害者本人や支援者からは、「自立支援法ではなく自立阻害法ではないか」という声や「自殺支援法だ」という批判が相次いでいる。障害者自立支援法をめぐっては、法成立前の2005年7月5日に開かれた「7・5緊急大行動」に1万1千人が参加した。しかし、法施行後の2006年10月31日に都内で行われた「出直してよ!『障害者自立支援法』大フォーラム」には、それを大きく上回る約1万5千人が参加した。法施行後にこれほどの規模の集会が開かれるのは異例のことであるとされている。また、各地で、同様の集会が開かれ、自立支援法に異議が唱えられて...