第一次、第二次アニメーション全盛期時代

閲覧数1,790
ダウンロード数21
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

     第一次、第二次アニメーション全盛期時代。その製作現場ではセルが使われており、
    多くの人による手作業によって作品が作られていました。
     第三次には「新世紀エヴァンゲリオン」劇場版における一部分にデジタルペイントのCG技術が投入され、より低コスト且つ迅速な作品作りが推し進められ、アニメーションにおけるCGというものの可能性が注目され始めた走りのようなものではないでしょうか。
     劇場アニメーション映画におけるCGが使われ出し、それが雑誌などで大きく騒がれだしたのはもののけ姫ではないでしょうか。当時、出回っていた関連雑誌はすべて読みました。
     私が高校時代リアルタイムに公開日に並んで観に行った、もののけ姫では迫力のある映像がCG技術により効果的に表現されていたように思います。
     この作品で使われていたCG技術は大きく分けて3つ。デジタルペイント、トゥーンシェーダー、モーフィング。デジタルペイントにより、タタラ場の製鉄集団の前を通り過ぎるアシタカとエボシ御前がすべて同時に動くという表現が出来ています。普通のセルアニメーションでは重ねられるセルの枚数が限られてくるので数人までしか同時に動かせません。
    そして、モーフィング。シシ神が時間の経過とともに腐っていくシーンを表現していく為にはセルアニメーションでは細部までこだわって再現することが不可能なためにモーフィングというCG技術をつかっています。CGならではの物体の微妙な変化の調整が容易に出来る点を効果的に利用しています。
     最後にトゥーンシェーダーの技術です。これは最近の劇場公開アニメであるアップルシードに繋がるCG技術ですが、もののけ姫はCGを使っていながらセルアニメーションの温かみを重視するために、3DCGにテクスチャを貼り付けるだけでなく、あえてそれをトゥーンシェーダーで2Dにおこして、あたかもセルアニメーションの様な質感に仕上げています。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

     
    第一次、第二次アニメーション全盛期時代。その製作現場ではセルが使われており、
    多くの人による手作業によって作品が作られていました。
     第三次には「新世紀エヴァンゲリオン」劇場版における一部分にデジタルペイントのCG技術が投入され、より低コスト且つ迅速な作品作りが推し進められ、アニメーションにおけるCGというものの可能性が注目され始めた走りのようなものではないでしょうか。
    劇場アニメーション映画におけるCGが使われ出し、それが雑誌などで大きく騒がれだしたのはもののけ姫ではないでしょうか。当時、出回っていた関連雑誌はすべて読みました。
     私が高校時代リアルタイムに公開日に並んで観に行った、もののけ姫では迫力のある映像がCG技術により効果的に表現されていたように思います。
     この作品で使われていたCG技術は大きく分けて3つ。デジタルペイント、トゥーンシェーダー、モーフィング。デジタルペイントにより、タタラ場の製鉄集団の前を通り過ぎるアシタカとエボシ御前がすべて同時に動くという表現が出来ています。普通のセルアニメーションでは重ねられるセルの枚数が限られてくるので数人までしか同時に動かせませ...

    コメント2件

    narulin 購入
    アニメーションの制作的な視点(CG技術)に関して具体的に述べられている点が参考になった。
    2006/01/02 23:11 (18年11ヶ月前)

    wowo427 購入
    ii
    2006/10/03 16:43 (18年2ヶ月前)

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。