誘電体

閲覧数3,627
ダウンロード数5
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    実験目的
     Qメーターの原理や取り扱い方を習得し、これを用いて絶縁材料について誘電率ε、およびtanδの測定を行なうこと。
    実験原理
     Qメーターは元来コイルのQ値を測定するために用いられた装置であるが、インダクタンス、キャパシタンス、高周波抵抗、絶縁物のε、tanδ、高周波ケーブルの伝送損失なども測定することができる。Qとは材料のtanδの逆数で、従ってQが高いことはエネルギー損失が少ない事を示すから、絶縁材料などの良さを表す指標となる。
    実験方法
     ベークライト、アクリルについて誘電率ε、および誘電正接tanδの周波数特性を測定した。
     まず線輪端子に補助線輪を挿入し同調蓄電器にて同調をとった。このときの容量をC’、Q電圧計の読みをQ’とした。次に補助線輪を挿入したまま蓄電器端子に本装置を挿入した(電極間隔を10mmにした)。この状態で再び同調蓄電器で同調をとった。その時の読みをC₁およびQ₁とした。つぎに、試料を電極にはさみ両電極と試料を密着させた。この状態で同調蓄電器にて同調をとり、その時の読みをC₂およびQ₂とした。また、試料の厚さtxをマイクロメータで直読した。次に、試料を取り出して同調蓄電器はそのままにし、マイクロメータで電極の間隔を縮めながら再び同調をとり、このときの間隔をt₀とし、以下の式より算出した。
    実験結果
     ベークライトの厚さtxは4.94mmであった。
    アクリルの厚さtxは9.15mmであった。
    またC’ 、Q’、 C₁、Q₁、C₂、Q₂、t₀の値は表1、2、3のようになった。

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    実験目的
    Qメーターの原理や取り扱い方を習得し、これを用いて絶縁材料について誘電率ε、およびtanδの測定を行なうこと。
    実験原理
    Qメーターは元来コイルのQ値を測定するために用いられた装置であるが、インダクタンス、キャパシタンス、高周波抵抗、絶縁物のε、tanδ、高周波ケーブルの伝送損失なども測定することができる。Qとは材料のtanδの逆数で、従ってQが高いことはエネルギー損失が少ない事を示すから、絶縁材料などの良さを表す指標となる。
    実験方法
    ベークライト、アクリルについて誘電率ε、および誘電正接tanδの周波数特性を測定した。
    まず線輪端子に補助線輪を挿入し同調蓄電器にて同調をとった。こ...

    コメント1件

    trombe 購入
    thank you
    2006/06/28 5:17 (18年6ヶ月前)

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。