■「リーダーシップ」を考える
■はじめに
大学卒業後、私は就職しようと考えている。自営業は考えていないので企業で働くことになるであろうが、その際「集団」の中で働くということはある種当然の理として考えられる。一人のみで何から何まですべて行っている会社はそうそうない。
集団、すなわち組織で働くにあたってはその個々の構成要因がバラバラに動いてしまっては足並みが乱れ、芳しくない結果を招いてしまう。よって組織の統一をはかる人、もしくは集団の存在が必要となる。
「リーダーシップ」の理論について知っておくことはもし自分がそのような立場にたった場合、有効に働くのではないかと考え、このテーマについて述べることにした。
■そもそもリーダーシップとは
「リーダーシップ」について考えていくにあたり、そもそもの言葉の意味を考えるところから始めたい。三省堂の国語辞典、「大辞林」によれば「指導者としての素質・能力。統率力。」と定義されている。特に企業においていえば部下や関係する部署の人たちに対し、動機付けをおこなえるような影響力のことをいう。
そのリーダーシップのもつ特性を考えるにあたっては、いくつかの論があ...