新司法試験用の最終まとめです。規範(論証パターン)を試験本番に使える形で整理したものや、表を用いた概念整理が内容となっています。私は司法試験直前に各科目毎にこれだけを何度も見直したところ、純粋未修ながら一発で合格することができました。
≪憲法のポイント≫
マーカーを効率よく使ってなるべく問題文を読む回数を減らす →事実を援用する者ごとに色分け
出題者の意図を突いた答案が評価される →個々の問題について資料をきちんと読みそれに即して分析していく能力が必要 類似判例の紹介と、それと本問との違いを書く(個別的具体的思考が試される)
論点多数の場合は、重要な論点に絞って書く
事実認定レベルで水掛論をしない
目的規定は必ずチェック→立法目的の複合性に注意
統治的な論点も忘れずに
代替手段を考えてみる
Xの主張はフルスケールでの記述すべき(07年08年09年出題趣旨) Yの主張(反論)は軽くてよい。自説を厚く書く(従来型の設問形式の場合)
法令違憲か適用違憲かをきちんと区別すること
違憲となる可能性が高い侵害利益に厳選する方がよい(06年07年出題趣旨)
知る権利等は被侵害利益自体が問題となるので丁寧に書く必要がある
審査基準は具体的に書く(「厳格な合理性の基準」にもいろいろある) →なぜその審査基準なのかについて論述する
≪行政法のポイント≫
救済の基本は取消訴訟(行訴法3条2項) →執行不停止原則(同法25条1項)+執行停...