組合せ論理回路や順序論理回路

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    資料紹介

    1.目的
     この実験では,排他的論理和,全加算,エンコーダやデコーダといった組合せ論理回路や,フリップフロップ,シフトレジスタ,カウンタといった順序論理回路を構成し,その動作を確認する.
    2.原理
     論理回路を構成する基本論理要素には種々のものがあるが,主として用いられているものは論理積(AND),論理和(OR),否定(NOT),NAND(negated AND),NOR(negated OR)である.
     2変数の論理積は論理式では
    または (2.1)
    と書かれ, , 共に1のときのみ は1となる.多変数のときは全ての変数が1のときのみ は1となる.
     2進数の論理和は論理式では
    (2.2)
    と書かれ,変数の少なくとも1つが1のとき は1となる.
     否定は1個の変数に対する論理であり,2つの状態のうち,反対の状態をとる論理で,論理式では
    (2.3)
    と書かれる.
     これらを用いてNAND,NORはそれぞれ以下のように表される. NAND: NOR :
     これらの基本論理要素の真理値表を表2.1に示す.
    論理回路実習装置,IWATSU ELECTRIC CO, LTD.,ITF-02,9217987
    4実験方法
    4.1組合せ論理回路
    4.1.1排他的論理和
     ANDゲート,ORゲート,INVERTERゲートを用いて図4.1のような排他的論理和の回路を構成し,2入力の全組合せに対する論理出力を確かめた.
    4.1.2全加算
     まず,表4.1にある全加算器の真理値表より,以下のようにして , についてのできるだけ簡単にした論理式を求めた.

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    目的
     この実験では,排他的論理和,全加算,エンコーダやデコーダといった組合せ論理回路や,フリップフロップ,シフトレジスタ,カウンタといった順序論理回路を構成し,その動作を確認する.
    原理
     論理回路を構成する基本論理要素には種々のものがあるが,主として用いられているものは論理積(AND),論理和(OR),否定(NOT),NAND(negated AND),NOR(negated OR)である.
     2変数の論理積は論理式では
    または (2.1)
    と書かれ, , 共に1のときのみ は1となる.多変数のときは全ての変数が1のときのみ は1となる.
     2進数の論理和は論理式では
    (2.2)
    と書かれ,変数の少なくとも1つが1のとき は1となる.
     否定は1個の変数に対する論理であり,2つの状態のうち,反対の状態をとる論理で,論理式では
    (2.3)
    と書かれる.
     これらを用いてNAND,NORはそれぞれ以下のように表される.
    NAND: (2.4)
    NOR : (2.5)
     これらの基本論理要素の真理値表を表2.1に示す.
    表2.1 基本論理要素の真理値表
    ...

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