目的
オキシダーゼ、オキシゲナーゼ、呼吸など、酸素消費を伴う酵素反応の活性を測定するのに、酸素電極法がよく用いられる。今回の実習ではClark型酸素電極を用いてグルコース酸化酵素活性の呼吸活性を測定し、酸素電極法について学ぶ。
原理
●Clark型酸素電極
各種の様式の酸素電極が考案されているが、ポーラログラフィーの原理で液体または気体中のO₂濃度を電気的に測定するClark型電極は、アクリル樹皮製の円筒状の先端に、Pt電極とAg-AgCl電極がふうにゅうされ、先端部分をテフロンなどの薄膜で覆い、両極のブリッジとしてKCL液が満たされている。電極内液および反応液のK+、Cl−や各種イオンなどはこの薄膜を通ることができないが、反応液のO₂は陰極であるPt電極に達し、次のような電気化学的反応を受ける。
O₂+2H₂O+4e- → 4OH−
4OH−+4H+ → 4H₂O
すなわち O₂+4H++4e- → 2H₂O
陽極では 4Ag+4Cl− → 4AgCl+4e-
となり、両極間に反応液のO₂濃度に応じた電解電流が流れ、全体の反応は、
O₂+4Ag+4H+4Cl− → 4AgCl+2H₂O ・・・?
となる。
実験手順
?Clark型酸素電極および恒温槽の準備をした。
?スターラを作動させ、目盛りを合わせた。
?下記の実験計画にしたがって実験を行った。GODを加えるのは、反応開始前に加えるべき試薬を全て加えた後、2〜3分放置してセル内が温度平衡に達してペンが安定し、セル内に気泡が残っていないことを確認してから行った。
?Exp.1〜5の実験を順次行い、経過を観察した。
酵素電極法
2005年12月13日
目的
オキシダーゼ、オキシゲナーゼ、呼吸など、酸素消費を伴う酵素反応の活性を測定するのに、酸素電極法がよく用いられる。今回の実習ではClark型酸素電極を用いてグルコース酸化酵素活性の呼吸活性を測定し、酸素電極法について学ぶ。
原理
●Clark型酸素電極
各種の様式の酸素電極が考案されているが、ポーラログラフィーの原理で液体または気体中のO₂濃度を電気的に測定するClark型電極は、アクリル樹皮製の円筒状の先端に、Pt電極とAg-AgCl電極がふうにゅうされ、先端部分をテフロンなどの薄膜で覆い、両極のブリッジとしてKCL液が満たされている。電極内液および反応液のK+、Cl-や各種イオンなどはこの薄膜を通ることができないが、反応液のO₂は陰極であるPt電極に達し、次のような電気化学的反応を受ける。
O₂+2H₂O+4e- → 4OH-
4OH-+4H+ → 4H₂O
すなわち O₂+4H++4e- → 2H₂O
陽極では 4Ag+4Cl- → 4AgCl+4e-
となり、両極間に反応液のO₂濃度に応じた電解電流が流れ、全体の反応は、
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