酵素電極法

閲覧数6,480
ダウンロード数14
履歴確認

    • ページ数 : 6ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    目的
     オキシダーゼ、オキシゲナーゼ、呼吸など、酸素消費を伴う酵素反応の活性を測定するのに、酸素電極法がよく用いられる。今回の実習ではClark型酸素電極を用いてグルコース酸化酵素活性の呼吸活性を測定し、酸素電極法について学ぶ。
    原理
    ●Clark型酸素電極
     各種の様式の酸素電極が考案されているが、ポーラログラフィーの原理で液体または気体中のO₂濃度を電気的に測定するClark型電極は、アクリル樹皮製の円筒状の先端に、Pt電極とAg-AgCl電極がふうにゅうされ、先端部分をテフロンなどの薄膜で覆い、両極のブリッジとしてKCL液が満たされている。電極内液および反応液のK+、Cl−や各種イオンなどはこの薄膜を通ることができないが、反応液のO₂は陰極であるPt電極に達し、次のような電気化学的反応を受ける。
     O₂+2H₂O+4e- → 4OH−
       4OH−+4H+ → 4H₂O
    すなわち O₂+4H++4e- → 2H₂O
    陽極では    4Ag+4Cl− → 4AgCl+4e-
    となり、両極間に反応液のO₂濃度に応じた電解電流が流れ、全体の反応は、
    O₂+4Ag+4H+4Cl− →  4AgCl+2H₂O ・・・?
    となる。
    実験手順
    ?Clark型酸素電極および恒温槽の準備をした。
    ?スターラを作動させ、目盛りを合わせた。
    ?下記の実験計画にしたがって実験を行った。GODを加えるのは、反応開始前に加えるべき試薬を全て加えた後、2〜3分放置してセル内が温度平衡に達してペンが安定し、セル内に気泡が残っていないことを確認してから行った。
    ?Exp.1〜5の実験を順次行い、経過を観察した。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    酵素電極法
    2005年12月13日
    目的
    オキシダーゼ、オキシゲナーゼ、呼吸など、酸素消費を伴う酵素反応の活性を測定するのに、酸素電極法がよく用いられる。今回の実習ではClark型酸素電極を用いてグルコース酸化酵素活性の呼吸活性を測定し、酸素電極法について学ぶ。
    原理
    ●Clark型酸素電極
     各種の様式の酸素電極が考案されているが、ポーラログラフィーの原理で液体または気体中のO₂濃度を電気的に測定するClark型電極は、アクリル樹皮製の円筒状の先端に、Pt電極とAg-AgCl電極がふうにゅうされ、先端部分をテフロンなどの薄膜で覆い、両極のブリッジとしてKCL液が満たされている。電極内液および反応液のK+、Cl-や各種イオンなどはこの薄膜を通ることができないが、反応液のO₂は陰極であるPt電極に達し、次のような電気化学的反応を受ける。
     O₂+2H₂O+4e- → 4OH-
       4OH-+4H+ → 4H₂O
    すなわち O₂+4H++4e- → 2H₂O
    陽極では    4Ag+4Cl- → 4AgCl+4e-
    となり、両極間に反応液のO₂濃度に応じた電解電流が流れ、全体の反応は、
    ...

    コメント1件

    chi_chi_chi 購入
    結果・考察ともしっかりしており、役立ちました。
    2007/06/18 23:31 (17年5ヶ月前)

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。