連歌を詠んで

閲覧数1,699
ダウンロード数3
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    授業内で連歌を詠んだ。その感想や、実感してみてわかった連歌の面白さや奥深さについて論じたいと思う。
     まず、我々のグループは賦物として『山何』を設定されていた。発句は『池は海木ずゑは夏の深山かな』と宗祇の歌があたえられており、脇句から詠み始めた。順番を決めその順番通りに一人が一つ句を作ってゆくというルールも追加された。また、現代語を使っても良いというものであった。

     下に実際私が所属したグループで詠まれた歌を記す


    初折 表
    一.池は海木ずゑは夏の深山かな
    二.蝉鳴き始め試験終了
    三.夏休み僕は毎日鳩を見て
    (終了後:休み中僕は毎日鳩を見て、に変更)
    四.吹きゆく風におどろかれぬる
    五.山里や夜空を渡る月明かり
    六.紅葉の下を旅人の行く

    初折 裏
    一.鈴虫の鳴き声聞けば心ゆれ
    二.北の大地に独りたたずむ
    三.さびしさに衣返した寒き夜

     私が詠んだのは初折 裏の一『鈴虫の鳴き声聞けば心ゆれ』であった。季語は五句目から『秋』が始まっているため、秋を最低でも三句続けなければならないことから『秋』に限定される。
     賦物は『山何』で、すでに『木』『蝉』『鳩』『風』『里』『人』は使われている。

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    連歌を詠んで
                            
     授業内で連歌を詠んだ。その感想や、実感してみてわかった連歌の面白さや奥深さについて論じたいと思う。
     まず、我々のグループは賦物として『山何』を設定されていた。発句は『池は海木ずゑは夏の深山かな』と宗祇の歌があたえられており、脇句から詠み始めた。順番を決めその順番通りに一人が一つ句を作ってゆくというルールも追加された。また、現代語を使っても良いというものであった。
     下に実際私が所属したグループで詠まれた歌を記す
    初折 表
    一.池は海木ずゑは夏の深山かな
    二.蝉鳴き始め試験終了
    三.夏休み僕は毎日鳩を見て
    (終了後:休み中僕は毎日鳩を見て、に変更)
    四.吹きゆく風におどろかれぬる
    五.山里や夜空を渡る月明かり
    六.紅葉の下を旅人の行く
    初折 裏
    一.鈴虫の鳴き声聞けば心ゆれ
    二.北の大地に独りたたずむ
    三.さびしさに衣返した寒き夜
     私が詠んだのは初折 裏の一『鈴虫の鳴き声聞けば心ゆれ』であった。季語は五句目から『秋』が始まっているため、秋を最低でも三句続けなければならないことから『秋』に限定される。
     賦物は『山何』で...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。