?評価の時期・・・初期・中期・後期の3つに分けられる。初期の段階では昨年のデータを見たり、事前に児童生徒の様子を観察・把握して、単元目標を達成するのに必要な能力を持っているかどうかを見るのが、診断的評価である。児童は、自分自身の興味の度合いや今の力を知ることが出来る。
中期の段階では、単元の途中で児童の学習を見て、今までの指導法や目標が適切かどうかを判断する必要がある。これが形式的評価といわれる。「学習のめあてやねらい」を理解しているか、「運動の方法や技能」・「運動に関連しての行動や態度」がどの程度習得できたか、また、児童が「学習の問題点やつまずきの発見」がなされたかなどを評価する活動が中心となる。どのような事柄につまずき、学習が停滞しているかなどを素早くとらえ、指導・学習の進度や教材の内容の適否をとらえることも重要である。
後期では、技能や態度、頑張りを見る伸び率や出席など様々な評価を加算して総合的な観点から児童一人ひとりを評価する必要がある。これが総括的評価といわれる。学習した事柄やないようについて、よい授業であったか評価し、児童は学習効果の確認と学習の改善を図り、教師側は指導法や教育計画の改善に役立てる資料となる。
学習評価は、教育がその目標にてらしてどのように行われ、児童がその目標の実現に向けてどのように変容しているかを明らかにしようとするものであり、どの点でつまずきそれを改善するためにどのように支援していけばよいかを明らかにしようとするものである。言い換えれば、教育方法・教育の改善をすることである。また、児童にとって評価は自らの学習状況に気付き、自分を見つめなおすきっかけとなり、その後の学習を促すという意義がある。
評価には、評価の時期・評価の主体・評価の種類・評価の基準・評価手段の条件がある。
①評価の時期・・・初期・中期・後期の3つに分けられる。初期の段階では昨年のデータを見たり、事前に児童生徒の様子を観察・把握して、単元目標を達成するのに必要な能力を持っているかどうかを見るのが、診断的評価である。児童は、自分自身の興味の度合いや今の力を知ることが出来る。
中期の段階では、単元の途中で児童の学習を見て、今までの指導法や目標が適切かどうかを判断する必要がある。これが形式的評価といわれる。「学習のめあてやねらい」を理解しているか、「運動の方法や技能」・「運動に関連しての行動や態度」がどの程...