昭和20年(1945年)8月15日、日本の無条件降伏で太平洋戦争は終結した。戦後の歴史がここから始まり、日本の学校教育は大きな転換期を迎える。
昭和22年(1947年)民主化の高まりとアメリカの強い勧告の下で「教育基本法」が成立した。ここに明治以降、わが国の教育界を絶対的に支配した「勅語」は完全に否定され、「日本国憲法」に基づいた「教育基本法」が戦後の新しい教育理念となった。これは戦前の教育の家族主義、軍国主義教育への全面否定の上に、新しい民主主義的人間を求めるものであり、個人個人をひとりの人間として認めることを意味している。
第二次世界大戦以後の日本の道徳教育について。
昭和20年(1945年)8月15日、日本の無条件降伏で太平洋戦争は終結した。戦後の歴史がここから始まり、日本の学校教育は大きな転換期を迎える。
昭和22年(1947年)民主化の高まりとアメリカの強い勧告の下で「教育基本法」が成立した。ここに明治以降、わが国の教育界を絶対的に支配した「勅語」は完全に否定され、「日本国憲法」に基づいた「教育基本法」が戦後の新しい教育理念となった。これは戦前の教育の家族主義、軍国主義教育への全面否定の上に、新しい民主主義的人間を求めるものであり、個人個人をひとりの人間として認めることを意味している。
新教育制度にお...