プレートテクトニクスとは何か
プレートテクトニクスとは、大地の成り立ちとその変動をプレートによって説明する学問分野であり1960年代に提唱され、この功績によって造山運動や巨大地震の発生が全地球的名立場で理解されるようになってきた。プレートテクトニクスが提唱される以前には、大陸移動説、海洋低拡大説などが提唱されてきたが、それらの見直しによって1967年から1968年にかけて、モーガン、マッケンジー、ルピションによりこの考えが提唱された。
これは、地球表面の厚さ100km程度の部分はプレートという約10個の変形しない板状のブロックに分かれ、造山運動、巨大地震、火山活動などがプレート相互の運動によって説明できるというものである。
地球内部は、地殻、上部マントル、下部マントル、外核、内核という風に、地震波の伝わり方から決定される。このマントルは、短い時間の変動に対しては固体としてふるまうが、長い時間スケールで見ると液体のようにふるまい、マントルは対流によって熱の移動が行なわれている。このマントル対流によって中央海嶺でわきあがったマントルからの高温物質が表面で冷えて堅くなり、新しい海底となる。...