ルソー教育思想の特徴(消極教育や自然教育など)について述べ、その意義や問題点を考察せよ。

閲覧数26,299
ダウンロード数27
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    ルソー教育思想の特徴(消極教育や自然教育など)について述べ、その意義や問題点を考察せよ。
    【はじめに】
    ルソー教育思想の「消極教育」を理解する為には、先ず反対側の立場である「積極教育」を学ぶ必要がある。
    【積極教育について】
     積極教育とは所謂、「性悪説」の考えに基づいた教育である。人間は誕生した時は悪であり、教育を行う事で、善へと導いていくというものである。よって教育というものは、外から人為的に様々な知識や道徳や大人の義務を教え込む事が重要であり、また言い換えればそれは、子供の性質(悪)を根絶する事が教育目標なのである。
    【ルソーの消極教育について】
     ルソーはこの「積極教育」に反対をし、「消極教育」の重要性を説いたのである。
    ルソーの書いた「エミール」の冒頭文にはこう記されている。
    「あらゆるものは物造主の手から出た時は善であるが、人間の手の中では悪になる」
    この物造主とは神であり、手の中とは人間の文化や社会である。
    要するにルソーは「性善説」の立場をとったのである。善として生まれてきた子供を、人間の社会や文化が、悪にすると説いたのである。よってルソーは「社会」と「自然」を対立的な...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。