社会福祉士のレポートです。
欧米での社会福祉援助技術論の誕生として、どの文献にも共通して記述されている代表的なものといえば、リッチモンド(M.E.Richmond)のケースワークを中心とした貢献をあげなければならない。
1899年に慈善による新しい方向を示そうとしたリッチモンドは、「貧困者への友愛訪問」という論文を著し、「多くの人々の条件に取り組まないで個々の貧困者を扱うことは不可能である。貧困の問題は両側から取り組まねばならない」とし、ケースワーカーとセルツメントワーカーやコミュニティワーカーとの協働の必要性を説いている。
1910年から1922年かけて、リッチモンドなどの実践家が、学校でも講義をするようになった...