第2次世界大戦以後の道徳教育について述べよ。
敗戦を機に,日本の道徳教育は大変身をとげる。修身は敗戦の年末に廃止となった。また,教育勅語が排除され、これまでの道徳教育の支柱が壊滅することになる。しかし,戦後の混乱と青少年の非行増加に伴い、道徳教育を再検討すべきだとする要望が強まる。
そして、昭和33年の学習指導要領の改訂で「道徳」の時間が特設された。道徳教育の目標「教育基本法および学校教育法に定められた教育の根本精神に基づく」ことが明記され、道徳の時間の具体的目標を基本的行動様式、道徳的心情・判断、個性伸長・創造的生活態度、民主的な国家・社会の成員としての道徳的態度の4つに分けて示している。
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