《腰椎椎間板ヘルニア》

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    資料紹介

    腰椎椎間板ヘルニアについての概要をまとめたもの

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    【腰椎椎間板ヘルニア】 整形外科学P96  製作者:
    【病態】
     腰椎椎間板ヘルニアとは、脱出した椎間板組織が神経根を圧迫して腰・下肢痛を起こす病態である。好発年齢は20、30、40歳代が最も多く、次いで10、50~60歳代の活動性の高い男性に多い。好発高位は、L4/5椎間板、次いでL5/S1、L3/4の順に高く、1椎下の椎間孔より出ていく神経に障害を与えることが多い。頻度は低いが2椎間以上に発生し複数のヘルニアが同時に症状を起こす多発性ヘルニア、線維輪後縁の正中部から突出する正中ヘルニア、ヘルニアが脊柱管外の椎間孔内や椎間孔外に存在する外側型ヘルニアなどもある。症例の多くは、反復性の腰痛があったところに、急性発作として激しい腰痛と下肢痛が生じる。下肢痛は咳やくしゃみで増悪する(デジェリーヌ徴候)。また、慢性期の患者は痛みが放散性の下肢痛というより、同一姿勢の保持(座位、立位、あるいは屈曲位の保持)での腰殿部、下肢の重苦しい痛みという傾向がある。(文献1、2、より)
     腰椎椎間板ヘルニアには椎間板突出と椎間板ヘルニアの2つの基本的な型がある。前者は、①線維輪の連続性が残っている突出、...

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