国語科指導法 話し方指導

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    中学3年の単元「相手を意識して伝えよう」(光村図書)を設定し、わかりやすく話すための必然性、目標、観点と方法、学習活動について述べたいと思う。
    我々の社会生活は、互いに情報を伝え合うことで成り立っている。その伝え合いを誤解のないものにし、互いにとってわかりやすいものにするためにはどうしたらようのだろうか。「わかりやすさ」は、相手の年齢や状況、考え方、立場などによって変化するし、伝える側が使う語彙や声の出し方、話し方、資料の示し方など、その場面を構成する人物や状況によって常に変化するものである。このことを念頭に置き、実際に小学生に向けて説明する活動を設定し、わかりやすく伝えるためにはどうしたらよいのかを生徒自身に順序立てて考えさせたい。
    わかりやすく伝えるための第一条件として、伝えようとする情報を正確につかむことがあげられる。これは文字情報に限らず、写真や図、映像などによる情報などであっても同じである。「わかりやすく伝える」というと、方法ばかりに目を向けてしまいがちだが、出発点としてこの基本をしっかりおさえておきたい。
    第二にわかりやすく伝えるためには、相手を知らなければならない。相手の...

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