通信教育部のレポートです。参考にしてください。
平成20年公示の小学校学習指導要領では、家庭科の目標について「家庭生活への関心を高める」を「家庭生活を大切にする心情をはぐくむ」とした。これは、家庭生活への関心を高めるとともに、衣食住などの生活の営みの大切さに気づくことを重視して、表現を改めた。また、食生活に関する内容も改善し、充実された。つまり生活や学習の基盤となる食育の推進のため、食事の役割や栄養を考えた食事のとり方、調理などの学習活動を一層重視することとしている。特に、中学校での扱いとなっていた五大栄養素については、その基本的事項を小学校で扱うこととしている。
次に子どもたちの食生活の現状について考える。現代は飽食の時代であり、国内外からさまざまな食品が輸入されてきている。そしてファーストフードやインスタント食品など、加工食品を手軽に摂取できる環境である。例えば、清涼飲料水は今では普及、定着してしまっており、冷蔵庫に清涼飲料水がない家庭を珍しくない。どこでもお菓子や食べ物を購入することができ、空腹を満たすことができるようになった結果、肥満など生活習慣病になる子どもが現れてきた。また、大人のライフスタイルが夜型になり、子ども自...