学生実験第1レポート
C7 ホール効果
1.目的
パウ法によるホール効果の測定から半導体を特徴付ける物理量を求め、半導体に対する基礎的知識を修得する。特に、不純物半導体におけるエネルギーバンド構造と電気伝導機構についての理解を深める。
2.実験方法
実験1:電流-磁界特性の測定
(1)電磁石に流れる電流Iと磁束密度Bの関係、およびBの向きを測定した。電流は電流源を用いて流し、磁束密度はガウスメータを用いて測定した。
(2)I-B特性のグラフを書いた。
実験2:ホール効果の測定(室温)
(1)以下に示す図1の測定回路を組んだ。また、試料と電磁石の配置も図2に示す。
(2)試料におけるA~Dの4端子の各端子間の抵抗が数kΩ程度であることを確認した。
(3)室温における①RAB,CD、②RBC,DA、③RBD,AC(B=0)、④RBD,AC(B≠0)を測定した。試料に流れる0.5mAの電流を流し、と、電位差をマルチメータを用いて測定することによって抵抗を求めた。
①IAB、VCD(DをGND)
②IBC、VDA(AをGND)
③IBD、VAC(CをGND)
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