臥床、ドレーン類がついている患者の陰部洗浄手順です。
学内実習、病院実習前の事前学習にどうそ。
陰部洗浄
目的:し尿や分泌物などの排出で汚染しやすい陰部の清潔を維持し、臭気の発生や尿路感染を予防する。
適応:入浴・シャワー浴ができず、陰部の清潔が十分に保てないと予測される患者。
手順 根拠・留意点 ■準備
①患者さんに説明して了解を得る。
②患者さんが清拭可能な状態かを判断する。
バイタルサイン(体温、脈拍、血圧、呼吸数)の測定
呼吸状態の観察
(深さ、速さ、痰の有無、チアノーゼの有無、SpO₂)
③使用物品の準備
陰部洗浄用ボトル、微温湯(38~40℃)
せっけん、ディスポガーゼ5枚、ディスポーザブル手袋、ディスポエプロン、新しいオムツ・パッド、ビニール袋2枚(オムツ・使用済みガーゼを入れるもの、未使用ガーゼを入れるもの)
④環境の調整
・カーテンを閉める。
・看護者が処置しやすいようにベッドの全体の高さ
を調節する。
・主の援助者はベッド左側に立つ。
■陰部洗浄の実施
①オムツを外す。
①恥骨部から両鼠径部にディスポガーゼを当てる。
②看護師の腕に湯をかけて湯温を確認してから、患者に湯をかける。
③洗浄ボトルで患者の外陰部に静かに湯をかける。患者に湯温が適切か確認...