国際連合の特色について、国際連盟と比較して論じなさい

閲覧数3,099
ダウンロード数7
履歴確認

    • ページ数 : 6ページ
    • 会員1,100円 | 非会員1,320円

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    (設題)
     国際連合の特色について、国際連盟と比較して論じなさい
    (解答)
    1.国際連盟の歴史
    ⑴成立
     国際連盟は、第一次世界大戦後、アメリカ合衆国大統領ウィルソンにより提唱されたベルサイユ条約その他の講和条約の第1編である「国際連盟規約」に基づき、1920年に設立した国際平和機構である。本部はスイスのジュネーブに置かれ、1946年に解散するまでの26年間で、総計63カ国が加盟し、そのうち設立以来一貫しての加盟国は28カ国であった。
    ⑵目的
     国際紛争の平和的解決、軍縮、集団安全保障、国際協力活動の推進などを目的としていた。しかし、ボリビア・パラグアイ間の国境紛争、イタリアのエチオピア侵略などでは、その無力さを露呈し、平和維持機構としての効力は発揮できなかった。
    ⑶機関
    総会、理事会、事務局といった主要機関と、国際労働機関、常設国際司法裁判所といった自治機関や常設委任統治委員会、軍備縮小委員会など、テーマごとの各種委員会で構成される。
    現在の国際連合とは異なり、最高決定機関は「理事会」ではなく「総会」であった。また、決定方法は多数決ではなく「全会一致」を原則としていたほか、軍を組織す...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。