はじめに
教師は何者なのか。教師は生徒の良き理解者であり、また教科指導においては生徒が理解しやすいように授業を展開し、生徒がつねに向上心をもって学ぶ手助けをするものである。このような教師となるのは簡単なことではない。普段見えない努力を積み重ね、それを授業中発揮しなければならない。生徒は厳しく教師を判断しそれに従うか、また反抗するかになるでしょう。教師としての資質能力がこれほど問われる時代はないと思う。それは教育に関して関心がより高まってきた証拠でもある。この時代に求められる教師像を考えてみたい。
1.解りやすい授業を作る為に
“向山洋一の『授業の腕を上げる法則』の中に‘跳び箱’を飛ばせることを教える先生と、‘跳び箱’を飛ばせることを教えられない先生がいる”のはまさに経験済みのことである。知識はあっても伝える技術がない教師や、また体育が得意な教師もいれば、国語は得意な教師もいるので教師の得意な分野や良く理解でき、また楽しく学んだ経験がある。それに照らして考えてみると教師として責任を持って自分の教授法を考える必要があるということだ。教師がよく理解し、準備をした科目は自信を持って教えることが...