国語科教育論レポート2

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    人間形成とは一言で言えば、理想の人間像に向けて、人格を形成することであるが、人間形成には大別して二つの考え方がある。一つは、教育者による外部からの働きかけることにより、子どもの人格を理想に近づけるという考え方である。ロックや、ヘルバルト派の品性陶冶論がこれに当たる。そしてもう一方は、人間は外部の操作によって形作ることはできず、人間自身の内部からの成長を援助するべきであるという考え方である。ルソーの提唱した消極的教育などがこれにあたる。このように、人間形成という言葉は立場や考え方で認識がことなるわけだが、目標は同じで理想の人間像に近づけるということである。、現在の日本で言えば、しっかりとした社会性を持ち、知性に富み、臨機応変にものごとに対応できる人間といったところである。しかし、その目標たる理想の人間像というものは、時代や社会によって当然ことなる。異なるが、社会性、知性といったものが異なるのであり、本質的には同じである。だが、その方法は異なるのである。国語科教育においてもそれは同様である。

    次に、国語科教育の歴史とその教育姿勢について述べる。飛田多喜雄氏は、1、教材内容を重視し、教材の...

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