小学校の英語教育

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    小学校の英語教育
    小学校に英語教育を導入することに関して、授業で取り扱った内容を考慮しながら論じたいと思う。
     「小学校の時から英語の勉強をする」という議題に関しては特に異論はない。授業用レジュメの第5章第2節で「子供の脳は柔らかい」と論じられていた通り、子供の脳というものは確かに言語に関しての習得率は大人に比べて高い。脳科学の見解からみた意見の一つに「意識的な『学習』から無意識的な『獲得』へ」と述べられているものがあったが、これはまさに私が同意する所である。言語の獲得というものは「学ぶ」という概念から少し外れている。というのも一般的に「学ぶ」というと「勉強すること」や学問をすることにあたる。これはイメージ的には(言語の学習に関して言うなら)読み書き、つまるところ座学にあたる。しかし、私たちが母語を獲得する過程上では、そのようなことは行われていない、私たちが日本語を獲得したときに使用したものは耳だ、手ではない。受験の時に英語の担任教師が「音読をしながら書くと覚えやすい」と言ったのも、幼少時の言語獲得にこのような過程があったからであろう。前に脳心理学で学んだことだが、目は情報を一度に大量...

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