子供のしつけに求められる視点
しつけとは、日常生活における習慣・価値・行動様式などを習得させる社会化の過程である。親が子どもを一定の型に入れる、あるいは子どもの逸脱行為をコントロールして、社会規範に適合した行動ができるようにする。しかし、現代では「しつけ」が十分に発揮できていない状態を目撃する。講師の前で平気で私語をする大学生、高齢者に席を譲らない高校生など。このような事態を正すために、「しつけ」をする時の視点とはどのようなものにすればいいのか。以下に5つに分けて記していく。
共感性を育む
共感性とは他人の悲しみや痛みを想像し、その情動を共有することである。共感性の高い人は他人を傷つ...