②発達検査や知能検査の結果を本人や保護者に伝える際に、気をつけたほうがいい点について
発達検査や知能検査の結果やそこからわかる情報は、本人や保護者にとって「役に立つ」ためのものである。検査を行なってよかった、と思えるような報告をしたいものである。
伝え方は、相手のニーズに応じたもので簡潔である方がよいし、たくさんは不要である。的を射たワンポイントアドバイスで十分な場合もあるだろう。検査して分かったことをせっかくだからすべて知ってもらいたいと思う場合もあるだろう。しかし、親や本人がその情報を聞きたいと望んでいるのか、あるいはそのアドバイスを受け入れられる容量を持ち合わせているかなどを配慮する必...