○生徒理解と教育相談第二分冊

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    資料紹介

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    昨今では、子どもを取り巻く環境の変化から、学校生活においても生徒の特に心的な側面に配慮した指導が望まれるようになった。そこで、カウンセリングマインドをもった教師像を検討し、相談面接を行う際の配慮を検討したい。
    【カウンセリングマインドを持った教師像】
    まず、カウンセリングマインドとは何であろうか。まず、学校教育で行われるカウンセリングとは生徒の情緒的問題や社会及び学校への適応上の問題を解決するために教師や専門のカウンセラーが行う教育相談のことである。こうした内容の特徴から、カウンセリングは情意面での配慮、つまりカウンセリングマインドを持ち合わせていることが望まれる。
    カウンセリングマインドとは具体的には、日常の学校生活や授業の中で、生徒の可能性を信じ、考え方を尊重しようとする態度を指す。
    カウンセリングマインドつまり教育相談の姿勢と対峙する姿勢として、生徒指導の立場がある。教育相談も生徒指導も生徒の持っている問題を解決するための教師の関わりという点では一致をみるが、その対象やアプローチが異なる。教育相談は、学校生活の中で心的な不安などの課題をもったあらゆる生徒が対象で、自己を見つめなお...

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