設題1 国語科教育の特質をふまえて「人間のことば」「言語文化と言語生活」について論ぜよ。そして、国語教育の意義についても考察せよ。
「人間とことば」
人間はことばを創造、発展させ、共同社会を形成し、豊かな文化的生活を築き上げ、高度な文明を発達させてきた。社会生活を営むためには、互いの意思や感情を通じあわせることばの伝達(コミュニケーション)機能が重要。物事を理解することや認識すること、頭の中で考える意思や感情、想像することなど、すべてことばによって行われている。ことばを学び使うことが、人間の存在や生活そのものであるといってもよい。
「言語文化と言語生活」
言語文化:言語を主要な媒体として、人間の営みとして創造され、その創造や創造されたものが、ある言語社会において価値(科学的・芸術的・思想的)あるものとして共通的に認められるもの及び認められてきたもの。
例)①作品(言語文化財)=古典文学作品や近代・現代の言語作品
②形態=物語、小説、随筆、日記、短歌、俳句、詩、評論、解説、論文などの様式
③技術(言語行為)=演劇、音楽、工芸、建築、能、狂言、古典落語など
言語生活:あ...
本件資料は、模範解答例を記載したものではありません。
各設題(出題)の要旨にそって、テキストの内容をもう一度勉強し直すつもりで、ポイントを項目列挙してまとめたものです。
資料を暗記するのではなく、学んだ内容を頭の中の引き出しに整理するよう、試験勉強される際に活用してください。
追伸:資料作成者自身、満点合格を目指すのではなく、80点以上を目標に取り組みました。