介護について
介護というと、暗い・汚い・辛いなどというネガティブイメージがつきものである。私は祖父母など高齢者の方の介護経験はまだないのだが、漠然と、介護の現場はただただ辛そうだな、大変そうだな…とネガティブなイメージがあった。
今回の実習では、介護老人福祉施設で唯一ショートステイのできる場所にお世話になった。
まず昼食までの時間に3人の入所者のかたとコミュニケーションをとることを試みた。そこで戸惑ったのが会話をする際の距離感だった。短い間ではあるが、入所者の方のかたの視界の中へ常に私が存在することになり、否応なしに一緒に空間の共有をしなければならない。私が逆の立場であったら、なんだかよく分からない人間をそばに置いておくことは不安であるだろうし、これから宿泊する施設に対しても不信感をもつかもしれない。そこではっきりと、そしてゆっくりと簡単な自己紹介をまず入所者の皆さんの前で一度行った。そして1人ずつ笑顔でそばへ歩み寄り、目線を相手に合わせ、耳元で、自分は何者か・どうしてここへ来たか、そして簡単な世間話などの話をさせていただきコミュニケーションをとった。すると、こちらの話...