1.目的
テトラアンミン銅(Ⅱ)イオンを用いて、比色分析法の原理を理解し、未知試料中の銅イオンの濃度を求める。
2.実験方法
(A) ガラスセルの取り扱い方
(1) 保存用ビーカーからガラスセルを取り出し、純水でよく洗浄する。
(2) 指先でセルのスリの面を持ち,測定に用いる溶液を少量入れ,2回共洗いする。その後、セルに7分目ほど資料溶液を満たす。
(3) 測定の前に、セルの透明な面の汚れを拭き、分光光度計の分光高度計のセルホルダーに入れる。この際、セルの透明な面が光の投下する方向を向くようにセットする。
実験終了後セルを良く洗浄し、元のビーカーに戻し純水に浸しておく。
(B) 吸光度の測定
硫酸銅(Ⅱ)五水和物を約1.00g精秤し、50mℓメスフラスコに入れ純水で溶解させた後、定容にし、銅(Ⅱ)標準水溶液を作る。
銅(Ⅱ)標準溶液4mlを25mℓメスフラスコに取り、純水で希釈し吸光度を測定する。参照溶液には純水を用い、縦軸の吸光度は0~1、横軸の波長は400~1000nmとする。
250mℓメスフラスコに10mlメスピペットで、8.0mlの濃アンモニア水を入れ純水で希釈し、約0.5m...