日大通信 国際経済論 分冊2

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    資料紹介

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    添付図は巻末に参考資料として添付しました。

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    IS-LM モデルに、変動為替相場と輸出入の概念を加えて拡張し、小国開放経済を前提とした短期モデルをマンデル・フレミング・モデルという。このモデルの完全な均衡状態には財市場、貨幣市場、国際収支の均衡を要する。国際収支は、経常収支(貿易収支)と資本収支及び外貨準備の総和であるが、完全な変動相場制を前提とすると、外貨準備はゼロであり、経常収支と資本収支は等しいため、ゼロ(BP=0)となり、所与の自国・外国の国民所得、金利、貿易制度的要因にて均衡する。例えば、国際収支が均衡状態で、自国通貨が上昇すると資本が流入し、資本収支が黒字化し、国際収支も黒字(BP>0)となるため、国際収支の均衡には国民所得が増加して輸入を増大させ、貿易収支を赤字化する必要がある。また、国民所得が増加し、輸入が増大すると貿易収支が赤字化し、国際収支も赤字(BP<0)となるため、金利を上昇させ、資本流入による資本収支の黒字化が必要である。また、為替市場での自国通貨高や自国の物価水準の上昇により、貿易収支が悪化した場合、金利が上昇して資本収支が黒字化し、BP曲線が左にシフトすることで均衡する。なお、BP曲線の傾きは、図1の...

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