日大通信 国際経済論MB(理解度チェック1~3、試験)

閲覧数4,616
ダウンロード数52
履歴確認

    • ページ数 : 8ページ
    • 会員2,750円 | 非会員3,300円

    資料紹介

    ご利用は自己責任でお願い致します。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    理解度チェック1
    1.為替レートの変動の経常収支に与える影響について説明せよ。
    一般には、外国為替市場において為替レートが下落(自国通貨安)すると、輸入品は自国通貨建てで上昇し、輸出品は外国通貨建てで下落する。このため、輸出数量が増加し輸入数量が減少して、貿易収支が改善し経常収支も改善(黒字)すると考えられる。
    しかし、自国通貨安により輸出数量が増加しても、外国通貨1単位当たりの輸出金額がそれ以上に低下していれば、輸出金額が増加するとは限らないため、貿易収支を改善するためには、外国通貨から見た自国財の価格の低下分を補うだけの数量変化が必要になる。
    つまり、自国通貨安が輸出増大及び輸入減少をもたらし、その結果、貿易収支を改善するには、自国財に対する外国需要の弾力性をηx、外国財に対する自国需要の弾力性をηmとすると
    ηm+ηm>1
    である必要がある。
    これをマーシャル=ラーナーの安定条件(ML条件)という。この条件が満たされれば、自国通貨高が貿易収支を悪化させ、自国通貨安が貿易収支を改善させることになる。
    なお、為替レートが下落しても、価格変化に対して数量変化が遅れてしまい、一時的に貿易...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。