臨床心理学 設題2

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    資料紹介

    心理療法について述べよ

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    「心理療法について述べよ」
     心理療法は、クライエントの症状のみに注目するのではなく、常に人間全体との関連性を考慮に入れ、クライエントが、自ら問題解決の努力をする過程を支援することである。以下に心理療法を支持法、表現法、洞察法、および訓練法の4種に分類して考察する。
    支持法
     クライエントが遭遇している困難や不安、恐怖などを受容しながら、不適応の状態にある者に力をかすことで、安定をはかろうとする技法の総称をいう。これは、あらゆる心理療法に共通して基本とされるもので、これのみの心理療法というのはむしろ少ない。当面の症状の除去や軽減に主眼をおき、それまで適応してきた能力の回復と維持を可能にするための援助であり、クライエントの人格構造に触れたり、その変容(発達や成長など)を特に期待するものではないからである。しかし、問題が軽かったり、クライエントの無知や誤解に起因しているような場合には、不適応状態の由来を説明し、説得、助言、元気づけ、保証を与えることなどが功を奏することが多い。
    治療のねらいとしては、現存の防衛力(適応力)の強化、よりよい適応機制をつくる、適応的平衡の回復などがあげられる。
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