教育社会学 第二設題

閲覧数1,269
ダウンロード数4
履歴確認

    • ページ数 : 8ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    「学力低下とは何かを明らかにし、社会階層のような社会的不平等と学力がどのような関わりをもつのかについて述べよ」
    1.学力低下とは

     学力低下とは、特に1980年代以降の日本において学力が低下したとされる「教育問題」である。経済協力開発機構が2003年に世界各国の15歳の生徒を対象に行った学習到達度調査で日本の順位が下がったことにより、各マスメディアが「ゆとり教育で学力が低下した」と報道されて広く知られることになる。大学生を例にあげると、学力低下は、ある意味で大衆化の必然的な帰結であった側面もある。大学生の学力低下は、要するにこれまで大学に入れなかった学生が、大学生になることによって、教育機会の門戸がより広く開かれ、教育水準が引き上げると捉えるか、専門課程的な「高度教育水準」の学習機会が平準的な教育水準に堕落したと捉えるかの違いである。全体的には教育水準が上昇することによって、学力水準も上昇しているとされてきた。しかし、学力水準の上昇が危ぶまれている。「学ぶ・勉強する」ということに対する意欲の喪失感である。学習習慣を身に付けていない学生が増えている。学習意欲の価値付けの低下は、学力低下...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。