治療疾患
総胆管結石
方法
内視鏡的逆行性膵胆管造影法(ERCP)の技術を応用した治療手技であり、通常は、胆管・膵管の造影を行なった後に追加される。
ERCPと同様の手技で乳頭切開用の電気メス(スフィンクテロトーム)を乳頭内に挿入し、通電して切開を行なう。ERCPに用いたガイドワイヤーに沿って挿入できるスフィンクテロトームもある。続いてバルンカテーテルやバスケットカテーテルを用いて結石を除去する。術後の膵炎を予防するためにドレナージチューブやステントを留置することがある。
ESTの偶発症
術後膵炎:最も注意すべき偶発症であり、発生頻度は0,40~5.41%と報告されている。臨床症状、理学所見、...