気管支喘息

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    看護気管支喘息

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    気管支喘息
    病態
    わが国における気管支喘息(bronchial asthma)の累積有症率は成人で3%内外であり、しばしばみられる疾患である。
    喘息は、発作性の咳、喘息、呼吸困難、生理的には可逆性生の気道狭窄と気道過敏性の亢進が特徴である。
    気流制限は、自然に、または治療により、少なくとも部分的には可逆的である。
    気道炎症には好酸球、T細胞(Th2)、肥満細胞などの多くの炎症細胞浸潤が関与し、気道粘膜上皮の損傷がみられる。
    アトピー型と非アトピー型に分類できる。アトピー型は環境アレルゲンに対する特異的IgE抗体が存在するもので、非アトピー型はそれが存在しないものである。
    アトピー型は、IgE依存型、外因型で、小児期発症喘息はこの型が多い。非アトピー型はIgE非依存型、内因型に相当し、成人発症の喘息ではこの型が多い。
    長期罹患の成人患者では気流制限の可逆性の低下がみられる傾向があり、しばしば気道上皮下基底膜肥厚などのリモデリングを示す。
    症状
    「ゼイゼイ、ヒューヒュー」という喘鳴を伴う呼吸困難が発作性に起こる。咳、痰をしばしば伴う。これを喘息発作とよぶ。
    発作のないときは、症状が認められ...

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