「なぜ介護等体験が小学校・中学校の普通免許状の取得のために必要なのか論述しなさい。」
ひとりひとりの個性や感性、性格が違った子供を見つめ尊重し、可能性を見つけていく力が大切であるのが教師である。
そのため介護等の体験をして相手の身になって物事を考え、特別な配慮を必要としている人達と活動を通して一人一人を生かす力を養い、子供への理解、人間への理解を深めて教師の仕事の土台とする必要がある。
小学校の指導要領で指導計画の作成に当たって配慮すべき事項として、「障害のある児童などについては、児童の実態に応じ、指導内容や指導方法を工夫すること。特に、特殊学級又は通級による指導については、教師間の連携に努め、効果的な指導を行うこと。」(フィリア・全国特殊学校長会編著)とあるように子供達の状況に応じて個々の必要とされる配慮がなされた指導をすることが大切であるが、これは障害のある児童に限らず人間としてひとりひとり違った個性を持つ子供達と接し共に行動していく者としての基本的な考え方として捉えていくべきことであると考える。
また、実際の現場の介護等の体験をすることで障害児がどのような配慮を必要としてい...