課題「『道徳の時間』の目標と内容、そして指導方法について論述せよ。(一六〇〇字以下は不可)」
合格リポートです。参考にどうぞ。
本レポートでは、まず初めに「道徳の時間」の目標と内容を明らかにし、その後、指導方法について記述していくものとする。
「道徳の時間」の目標は大きく四つが挙げられる。第一に「計画的、発展的に指導する」ことである。道徳の価値内容について計画的に指導することはもちろんであるが、その指導は全教育活動との関連を明確にし、生徒の発達段階に即したものでなければならない。
第二に「全体で行う道徳教育を補充、深化、統合する」ことである。「道徳の時間」に限らず、体験を通じて人間相互の連関と役割を理解させるのは大切なことだ。特に、生徒たちの考えや水準に沿って掘り下げていく努力は重要とされるが、これらは「道徳の時間」のみで作り上げるものではない。各教科と特別活動との関連の上で醸成されるものなのだ。
第三に「人間としての生き方についての自覚を深める」ことである。中学生は人生のいろいろな問題に多感になっている時期である。故に、教師自らも人格の完成を目指して努力する姿勢で生徒に接し、生徒の内面に触れることが大切である。そして、それらが生徒の「人間としての生き方についての自覚」に関わるように留意し、指導せねばならない...