テレビ報道は多様かつ有益な報道を行うべきである

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    タイトル:テレビ報道は多様かつ有益な報道を行うべきである

     最近のテレビ報道では多くの局が同じ事件を取り上げていることが多くある。
    具体的な例を挙げるのであれば、山梨県の中央自動車道で起こった笹子トンネルの崩壊事故の報道である。

    私たちの住んでいる関東では一般的に6局の民放が放映されているが、昨晩の12月3日の報道番組では全ての局がこの出来事について詳しく報道していた。

    しかし、報道されている内容はそれぞれの局に大差は見られなかったのである。つまり報道内容の重複が数多く見られたのである。

    そこで、“局によって取り扱う報道の分野を分担するべきである”ということを、本稿では論じていく。報道の分野を分担することにより、大衆に重要かつ多様な報道を行うことが可能になるであろう。
     理由は二つあるといえるであろう。ひとつは、テレビ放映の利益に大きく関ってくる視聴率の存在である。先程にも述べたように、関東には6局もの民放が存在している。その6局でどの局が多くの視聴者をとらえられるかという、視聴率競争がこのような現状を生み出しているのではないだろうか。

    伊藤英明氏の「運用面から見た報道現場に...

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