S0106 教育社会学 第2設題(A評価)

閲覧数1,166
ダウンロード数5
履歴確認

    • ページ数 : 8ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    『学力低下とは何かを明らかにし、社会階層のような
    社会的不平等と学力がどのような関わりを
    もつのかについて述べてください。』
    1.学力低下とは何か
    今、学力低下に関する議論が盛んである。大学生に限ってみれば、学力が低下しているという議論は古いものではなく、大学生レジャー論や青年総休暇村論、高等保育園論などは学力低下と絡めて論じられてきたし、「新制大学・駅弁大学の卒業生は…」、「全共闘世代は…」、「共通一次世代は…」と世代論を絡める形で、新しい世代は「こんなこともできない、あんなこともできない」と論じられ続けてきた。しかし、今日展開されている議論は、明らかにそれらとは異なる。少なくともこれまでの大学生の学力低下は、ある意味で大衆化の必然的な帰結であった側面もある。大学生の学力低下は、要するにこれまで大学に入れなかった層が大学生になることによって引き起こされていたともいえるのである。したがって、そういう事態が望ましいかどうかは別として、全体的には教育水準が上昇することによって新しい世代は前の世代以上の学力を身につけているであろうということが了解されていた。また、仮に大学での教育がうまく機能...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。