慢性閉塞性肺疾患、拘束性肺疾患

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    資料紹介

    病態・症状・検査・治療についてまとめたものです。

    色がついているところは先生に大切だと言われたところです。

    参考文献:『ナースの内科学』奈良信雄/中外医学社(2010)

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    ☆慢性閉塞性肺疾患(COPD)

    慢性閉塞性肺疾患とは、肺気腫と慢性気管支炎を併せたもので、喫煙が最も重要な原因である。

    中枢気道では気管支に炎症細胞が浸潤し粘液分泌腺の肥大と杯細胞の増加が認められ、慢性的な咳嗽、ネバネバした切れの悪い喀痰の原因となる。末梢気道は炎症を繰り返して内腔が狭くなり、呼吸困難の原因となる。肺実質では終末気管支の拡張と肺胞壁の破壊を示し、安静時ならびに労作時の呼吸困難をきたす。

    COPDの発症には喫煙が極めて重要である。症状の進行は緩やかなため、かなり病気が進行しないと自覚症状が認められない。

    症状としては①咳や痰を自覚する。②ウイルスや細菌感染で咳や痰が急に増える。③会談や坂道を登った時に息切れを感じる。④病気が進行すると低酸素血症による労作時の息切れの悪化、呼吸困難、右心系の負担による肺性心をきたす。

    <身体所見>

    ①閉塞性障害を疑わせる所見として、聴診上連続性のラ音

    ②呼吸不全を示唆する所見として口すぼめ呼吸、補助呼吸筋の使用、口唇や指先のチアノーゼ

    ③右心不全の兆候として肝臓の腫大、頸部の静脈怒張、顔面や下肢のむくみ

    <検査所見>

    ①...

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