教育原論 最終科目試験

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    教育原論経済

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    『ハヴィガーストの発達課題について述べよ。』
      
     発達課題とは、人間には発達に応じた課題があるということを意味する。ハヴィガーストは、発達課題という考えが教育にとって有益である理由として、次の2つを挙げている。1つ目は、「学校における教育目標を発見し設定することを助ける点にある。教育は、個人がその発達課題を確実に習得するのを援助するために、学校を通して、社会が努力するにほかならない。」2つ目は、「教育的努力をはらうべき時機を示す点にある。身体が成熟し、社会が要求し、そして自我が一定の課題を達成しようとする時が、すなわちこの教育の適時である。教育があまり早く行われては、その努力はむだにおわるが、もし教育の適時に努力をはらえば満足すべき成果を得るであろう。」
     ハヴィガーストは発達課題を、「幼児期」・「児童期」・「青年期」・「壮年期」・「老年期」に分けて考える。幼児期の発達課題は、歩行の学習、固形の食物をとることの学習、話すことの学習などのほか、両親や兄弟姉妹などとの結びつきによって社会性を学び、善悪を区別することなど道徳性の学習をも含んでいる。特にハヴィガーストは母親の役割を重視して...

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